システムエンジニアやプログラマが多くいるIT企業では、入社後に技術的な研修を行なう事が多いかと思います。「プログラムとは?」というところからスタートし、最終的にプログラムで何かを作ったりするかと思います。そして多くの人がIT企業に入社して躓く最初のポイントもこの入社後の新人研修です。
当然、私もIT企業に入社したいときにはプログラミングの研修を受けました。なかなか興味を持てずに苦戦した記憶が懐かしいですが、みなさんはどんなものを作りましたか?
今回は、そんなIT企業の新人研修についていけない人に向けて書いていきます。
そんな話。


目次
IT企業の新人研修でやること
IT企業で入社後の新人研修を行なう場合、以下のような研修を行なうことが多いようです。私自身も似た内容だったかと記憶しております。
①社会人マナー・心構えの研修
→社会人としての基本的なマナーの研修を行います。挨拶の仕方、メールの文章の書き方、名刺交換や訪問の仕方などを学びます。また、社会人としての心構えや仕事への姿勢についての研修がある企業も。
②基本的なプログラム研修
→プログラミングとは何か?どんなものなのか?を学びます。関数・構文などの基本的な書き方を習得する研修です。
③応用プログラム研修
→基本で学んだ内容をもとに掘り下げてプログラムを学びます。継承・クラスといったプログラムの構成、実際の業務で使えるような知識を入れていきます。
④実技・実践研修
→基本・応用で学んだ内容をもとに、実技研修に移ります。課題となるテーマをクリアするために、学んだ知識をフルに活用して知識を定着させます。わたしは、電卓を作ったり、ドラクエのようなバトルゲームを作ったりした記憶があります。
⑤業務内容を踏まえた研修
→最後に、どんな業務でどんなプログラムが使用されているのかを踏まえての業務研修があります。実際に現場ではどんなことを考えてプログラムが書かれているのか…などを学びます。
このように段階に分けて、必要なスキルを学んでいき、現場に配属されたときに研修を思い出せるように作られています。
IT企業の新人研修についていけない人の特徴
IT企業に入社して最初に躓くポイントでもある、研修。いったいどんな人が躓いてしまうのでしょうか?
論理的思考ができない人
プログラミングはどれだけ論理的思考を持って取り組めるのかが鍵となります。一度作って、修正する際にはデバッグを行ないながら、細かい修正を繰り返す必要があります。1つ直したからといってうまくいくわけでは無く、すべてが連動しているのです。パズルのような感覚で論理的にモノを考え、進めていく事が苦手な人はきっと躓いてしまうと思います。
冷静に考える事が苦手で、すぐ上手くいかずにイライラしてしまう人にはちょっと難しいかもしれません。
新規のモノを作ることに興味がない、創造性に欠けている人
プログラミングは、真っ白な状態から作り出すこともあれば、既存のモノに手を加えて新しいモノを作ることもあります。どちらにせよ、必ず「創造性」が必要になります。もちろん設計書などはありますが、作る工程や実装方法に関してはあなた自身で考える必要があります。沢山ある答えの中から、その都度最適なコードを書く必要があるのです。
毎日淡々と同じ作業を繰り返すほうが好きな人や、新規のモノを考えて作り出すことが苦手な方は辛いかもしれません。
業務内容に興味がない人
プログラムで大切なのは、自主的に学んで知識と技術の引き出しを増やすことです。当然興味がない業務内容に関しては、あまりやる気はでないでしょう。特に業務系のシステムの開発は、その業務自体に興味がなければできるようにはなかなかなりません。
逆に作りたいアプリやシステムが明確にある方であれば、それに向けてスキルアップすることは意外と難しいことではないでしょう。
パリピ。
パリピの方には無理です。(偏見←)
しかし、プログラミングは自主的に勉強すればある程度はできるようになります
ここまでプログラミングに向いていない性格の人を書いてきました。しかし、実際ある程度のスキルであれば自主的に勉強すればできるようになるものです。決まり事を学び、書き方を覚えれば書けるのがプログラミングですので。
少しでもやる気がある方はぜひ、参考書でも勉強会でも参加してみると良いかもしれません。プログラマーが重宝される時代なので!!
自分で気づいていないだけで、やってみたら意外とハマる……なんてこともあるかもしれませんよ?
p.s.ちなみに私はプログラムが嫌いです。
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