なにか新しいことを始める時って何から始めたらいいのかわからないですよね。
ただし、自分がその物事を始めたきっかけが明らかである場合、それは明確になります。
例えば
「クリスティアーノ・ロナウドのドリブルがかっこいい!!!」
と思ってサッカーを始めたなら、あなたはきっとドリブルの練習から始めるでしょう。しかし、
「ベッカムのFK(フリーキック)がかっこいい!」
と思って始めたなら、あなたはFKの練習から始めるでしょう。
このように人は明確なきっかけがあれば、明確なスタートを切ることができるのです。それが正しいのか間違っているのかは別として。
ただし、明確なきっかけが無い場合何から初めていいのでしょうか。
今回はそんな話についてです。私自身が小学生の時に体験をもとに書いていきます。
物事を始めるきっかけは、突然やってくる
私はサッカーを小学5年生の頃始めました。
なぜサッカーを始めたかと言うと
「誘われたから」
私は父親譲りで運動神経がもともと良かったので、スポーツは基本的に何でもこなせていました。サッカーもまたその中の一つ。
たまたま土日に小学校でやっているスポーツ少年団のサッカーチームを見ていた時にボールを拾いに来た小学6年生の先輩が「一緒にやる?」と誘ってくれたのが始めたきっかけでした。(当然、サッカーが好きだったのもありますが。)
そんなきっかけで私はサッカーを始めたため、特別
「ドリブル練習から!」「FKの練習を!」
なんて気持ちは無く、何から練習すればいいのか分からなかった記憶があります。
そこでコーチが最初に教えてくれたのは非常に地味な「トラップ」でした。
相手から受け取る気持ちを理解する。それが上達への道?
私は、サッカーチームに入団したタイミングで既にチームで一番うまかったです。(自慢ではなく事実…笑)
普段から遊びでサッカーを飽きるほどやっていましたし、運動神経が良く、私の性格にもサッカーというものが合っていたんだと思います。
しかし、それでもチームに参加して始めて練習したのは、「トラップ」でした。
「なんで一番上手い俺がトラップ練習しなきゃいけないんだよ!」
ふてくされながら適当に練習をししていたのを思い出します。しかし、これはコーチのしっかりとした考えのもとの指導であると後から知りました。
今までずっと一人で練習してきた私は、相手の気持ちを考える事は無く、自分が上手ければすべてうまくいくと思い込んでいました。
自分でドリブルして、自分でシュートを打って、得点を決める。それがサッカーなんだと。
しかし、実際の試合ではうまくいきません。私のドリブルは通用します。ただ、相手に止められそうになればパスをします。しかし、そのパスはうまくいきません。
「なんで俺のパスが通らないんだよ!へたくそ!こんなチームじゃ勝てないよ!」
試合後にコーチに文句を言いました。悩んだ顔をしたコーチは私に、
「お前はもっとトラップを練習しろ。そしたらお前のパスも通るよ」
と言いました。そして続けざまに
「お前はどこにパスが来てもトラップできるか?トラップがしやすい位置ってあるだろ?お前のパスはいつも仲間を苦しめてる」
と言われました。
その言葉に私はショックを受けると同時に、サッカーにおいて何が大切なのかを知りました。
「相手を考えて行動する」人生これがすべて。
その次の日から私はトラップの練習に真剣に取り組みました。
「どこに球が来ればトラップしやすいのか」
「どんなパスなら次のプレーにつなぎやすいのか」
そんなことを考えながら練習するうちに、シュートやパス、ドリブルにもその考え方が応用できることを小学生ながら感じていました。
自分がパスを受け取ることを考える
相手にどうしてほしいか考える
それを自分は相手にしてあげる
そうすることで、自分と相手相手は必ずいい関係を築くことができる。そんなことを思いながらこれまでサッカーをやってきました。
そして、これは、サッカーだけでなく、他のスポーツでも人生でも同じだと思います。
初めに相手の気持ちを知ることは本当に大切です。自分本位の行動は必ず失敗します。相手をしっかりみて、行動することは非常に大切です。
なにか新しいことをやる際、この考えは今でも私は心の中にあります。
最近新しい仕事も増えてきて、ふとこの思いを思い出したので書いてみました。とっ散らかった文章になってしまいましたが言いたいことは一つだけ。
相手を考えて、相手の気持ちになって行動しよう。
それだけです。
以上!
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