はなゆうに変わって、カリスマと呼び声高い鮫島(さめじま)が本日は
記事を更新しようと思う。
頭の中の消しゴムという映画。
私は見たこともないし誰が出ているのかすら知りません。ただ、「頭の中の消しゴム」っていう題名がものすごく気になって気になって…夜も眠れないと思いきや、結構気持ちよく寝れる日々を過ごしてます。
でも、今更見ても誰にも感動を共有できないし、流行に乗り遅れたJKみたいな哀れな気持ちになるからやめようと思い、とりあえず見たふりをすることにする。
以下、感想を簡単ではあるが書いていこうと思う。
まず、頭の中で消しゴムが初めて転がったシーン。
あのシーンでの消しゴムの転がりはまさにクララが初めて立った時と同じくらいの感動。冷酷非道で有名な私の目からも、知らぬ間に大粒の涙がこぼれ落ちていた。これが噂の涙ってやつか…と私は呟いた。
消しゴムが転がるシーンでまさか涙するなんて思いもしませんでしたが、ここのでのポイントはやはり、MONO消しゴムではなく、「まとまるくん」だった点。圧倒的に使いやすさで勝るMONOになぜか勝るまとまる君がかっこよかった。
授業中に勃発する消しゴムのカスを投げる戦争では無類の強さを誇る、まとまる先輩。あの優越感、ありがとうの一言しか出ないことは言うまでもない。
そして次に消しゴムが頭の中の海馬と戦うシーン。海馬というだけあって、なかなかの滅びのバーストストリーム状態。ただ、さすが消しゴム。相手の攻撃を完全に消し去る滅びのバーストストリーム消し。なかなかの消しっぷりだ。
いつになったら勝負が終わるのか、消しゴムの消耗とデッキがなくなる速さの勝負。こうなってくると有利なのはまとまる君でもなくMONOでもなく、「練り消し」だろう。
消しゴムという分類からちょっとはみ出しがちなちょいワル消しゴム。性能としては他の奴らと比べるとやや劣る。ドラゴンボールでいうならクリリンほどか。
ただ、あいつの強いところはやはり消耗しないということだ。「まだ東京で消耗してるの?」という煽りに対しても決して臆することなく、勝負することができる唯一無二の存在だろう。
イケハヤ氏海馬との勝負はドローで終わることは容易に想像できるだろう。
最後になるが、やっぱり最後の見どころは消しゴムとのお別れのシーンだろう。
このシーンで初めて登場するMONOの消しゴム。代表と言われながら、あまり特徴がない彼は少し寂しい表情をしていた。彼は周りのMONOと書かれている包み紙を剥がされると誰かわからなくなってしまうぐらい平凡で普通の形をしている。
ただ、その普通で使いやすさを売りにしたMONO。そしてどこの文房具屋さんでも、コンビニでも買えてしまう親近感。まさに消しゴムの王様だ。ただ王様にも寿命があり、お別れの瞬は来るものだ。
最後はあっけない。小さくなりすぎたMONOの消しゴムは、戦争の中に放り出される。使いにくくなった彼は、人間という冷酷な生き物に引き裂かれて、徐々に体力を失っていくのだ。こうして彼の一生は終わる。
「頭の中の消しゴム。」
実に興味深い、消しゴムの物語であることは容易に想像できたが、
ここまで深い話だとは思ってもいなかった。制作費40億をかけたとの噂も納得できるほどの超大作。
あなたも一度見て見てはいかがだろうか。
どうやら今夜も無駄な文章を書いてしまったようだ。
消しゴムで消したい。
以上。
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